■ランバ・ラルコマンドセット製作

キットは、U.Cハードグラフシリーズの第2弾としてリリースされたキット。35分の1スケールのザクアタマばかりが話題になっているけれど、主役は、あくまでもランバ・ラルを中心とした6体のフィギュア。

 そんなキットだけに一般的なガンプラに比べると地味と言うか、変形と可動ギミックなんてものは一切なし。どちらかと言えば限りなくスケールモデルテイストなキットで、塗装やディオラマで楽しむモデルといったところです。

 スケールがAFVモデルのスタンダードともいえる35分の1となっているのも、いろいろと考えさせられるトコロではあります。はたまた、この新しい感覚…ある意味、再びスケールモデルの人口を増やす要素になりえるとも言える、フィギュアのテイストはAFVモデルでも見習って欲しいと思うんですけどね。どうなんでしょうか…



■フィギュアに関して

 フィギュアは35分の1なれど、バンダイお得意のイロプラということもあって無塗装で組んだだけでも、それなりに設定に近い雰囲気に仕上げることは出来るのであります。またある程度スキルのあるモデラーを対象にしたシリーズだけに、これまでのガンプラとは違って製作には接着剤が必要だし、パーツの分割や組み立てなどはスケールモデルのそれに近く、通常のガンプラほどのユーザーフレンドリーさはないんですね。

 しかし細部ディテールや別パーツ化された装備品などは、実にシャープな成型で驚かされるし、完成度はとても高いモデルであります

 今回このキットを作っておきながら何ですが、ぶっちゃけワタシは、リアルフィギュアの塗装は、あまり得意ではないんですねえ…つーか、年齢的に、1/35のフィギュアの顔の塗装といった細かい作業に視力が追いついていけないんですね・・かなりトホホです。

 しかし、そこは文明の利器たるヘッドルーペを使用して細かく塗装していくのであります。しかしフィギュアはランバ・ラルにしてもハモンさんにしても、無塗装状態でもリアル体型ながら即ソレとわかるディテールだし、顔の造詣にしてもシャープで大したモンです。それだけにフィギュアは塗装に手を抜かずキッチリと仕上げないともったいないです。

 説明書では、ガンダムマーカーで色を塗るだけでも、かなりリアルに仕上がると書かれておりまして、確かにリアルカラーマーカーで色を塗り、フラットクリアーを吹き付けてやるだけでかなりいい感じになってくれます。これは番組内でも紹介したとおり。しかしキッチリと塗装してやることで仕上がりが段違いに良くなることは言うまでもないことです。

 塗装作業の中でも、やっかいなのが、袖やマントに描かれたジオン徽章なのはありますが、本キットでは出カールで再現されておるんですね、これは大変ありがたいです。塗装でも再現は可能だけれど、デカールのシャープさに勝てません。ただしマークソフターとの相性はあまりよくないようなので要注意です。

 さて、肝心の製作はと言えば、基本的には腕や足と言ったパーツを全て組み上げて、パーティングラインなどを丁寧に処理。そして塗装という工程で進めてます。ただし頭部、さらにガンなどの装備品パーツのみ、別塗装で仕上げて最後に取り付けてます。腕の付けや、足の合わせ目などのラインには溶きパテを流し込んで処理しておくのも忘れずに。ちなみに繊細なモールドが埋もれてしまいそうなのでサフェイサーによる下地塗装はしていません。

 今回、塗装はフィギュアは基本的にアクリルラッカー系の塗料を使用しています、軍服のシャドウ入れや顔の塗装には、エナメル系の塗料とガンダムマーカーを併用。また顔、腕などは素材色の肌色を生かしてみました。

 素材色を生かすことで、人肌の透明感がいい感じで再現できるんですね。ようするに素材色に色を重ねて顔の陰影や立体感と質感を再現してみたワケ。

またランバ・ラルとハモンに関しては、服装のカラーが紺、赤、黄など、ビビットなカラーという事もありいかにもアニメチックなので、全ての色を指定色の彩度を落として塗装しています。ゼイガンやクランプ、一般兵士は、ミリタリーカラーなので、ほぼ指定色で塗装してます。

 完成後、改めて見た感じとしてはハモンさんのマフラーとブーツの赤はもう少し暗い感じでも良かったかもと思ってます。あと、設定が砂漠なので、タミヤのウエザリングパレットを使って、ブーツなど砂にまみれた埃っぽい感じに仕上げてみました。

■ザクヘッドのこと

 本キットの目玉とも言えるのが1/35スケールのザクのヘッド。これがタイヘンよく出来ておりまして、ディテールはもちろん内部のメカまでもキッチリと再現されとります。内部メカは組み上げてしまうとほぼ見えないのではありますが、外装パーツを外す事で見られるようになってるんですね、モノアイや首の上下のためのアクチューターは可動させることが出来るので、ある程度ではありますがいろいろとポーズ?をつけることも出来ます。このザクヘッド、いろいろ使い道がありそうで、出来れば単体でも発売してもらいたいもんです

しかし今回、主役はあくまでもフィギュア。そこでザクヘッドには、それらしく背景として仕上げて見ました。まぁ見ていただければ判るように頭部に被弾、遺棄されたザクと言った感じで…まぁ説明書にも書かれているシチュエーションそのまんまなんですけど。

 基本的にはストレート組み、被弾跡は装甲板の穴はドリルで開けて、その周りを彫刻等でえぐれたように削って加工してます。後は塗装で煤や錆、漏れたオイルや砂の汚れといった感じに、さらに変化を持たせるために左右の動力パイプを切断、垂らしてみました。内部のパイプはハンダ線をカットしたものを使用してます。ハンダ線は、軟らかいので自由にまげて変化をつけることができるのであります。

 次に、モノアイのバイザー(クリアパーツ)をニッパーで割れた感じにカット、モールド彫り用のニードルで細かいひび割れを描き込んであります。実際問題モノアイのシールドが何で出来ているのか判らないので、ガラスのように割れるかどうかは不明なんですが、このへんは雰囲気優先で加工しています。

 ちなみに外装は被弾のショックで一部めくれ、外れたように固定している関係で内部メカは見られません、ただし首の装甲?を取り付かないで内部のアクチューターなどがむき出しになっているように仕上てみました。

 しかし、何ですねこの手のダメージ跡加工をやっていると、楽しいもんでついついオーバーになってしまいがちになっちゃいます。こうした場合、やや引き気味の視点で、控えめかなと思うぐらいの加工にしておいた方が後で、やりすぎたと泣かずにすみます。

 ザクヘッドもう言う事がない出来ではあるのですが、もう1点ゼイガン軍曹のバイク(フラウ・ボウを尾行したバイクですな)のディテールがこれまた緻密で、単体で販売してもいいくらいよく出来てます。作例ではストレートに組んでウエザリング塗装で使い込まれた雰囲気を出しただけですが、それでも十分な存在感があります。凝るならばブレーキパイプとかを追加したいところです。



■ディオラマベースのこと

 今回は100円ショップで見つけた25センチ×25センチの飾り板を使ってます。なんたって100円ですからね。この木板の上にホームセンターで購入した5ミリの硬質発砲プラ板というものを貼り付けてベースを製作、その上からアクリル絵の具用の下地塗料ジェッソ(性だが乾燥すると耐水性になり膏より定着性が強く割れたりしない)で地面の下地を作り、その上から情景模型用のパウダーを敷きつめ、乾燥後にもう一度ジェッソを上から塗って乾燥させエアブラシでサンド系カラーを塗ってやればやると砂漠の荒地が出来上がり。岩は発泡スチロールを適当な大きさに手でちぎり、表面をやはりジェッソで下地処理、乾燥後にベース同様にエアブラシで塗装して製作、ベースに配してから再び塗装して全体のトーンを整え、最後にフラットクリアでつやを整えて出来あがりであります。

 



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by hobby_starchat2 | 2007-02-05 21:56
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