ガレキは舐めたらアカンですよ・・・いやぁ、やっぱりガレキは舐めてかかったらいかんです。 昨年冬のワンフェスで購入した『1/8アスカ8歳』のフィギュアなんですが、キット自体は白レジンで一見、気泡もなく、いい感じだと思っていたら、これが甘かった。 いや実際、アタマ、そして両腕、足パーツは問題なし、脱脂→サフ吹き→下地塗装→本塗装と作業をできたんですけどね、 胴体…これがとんでもないシロモノだったんですねえ。パーツ的には、いたってシンプルな形状。若干の気泡があることが判って、瞬間をパテ代わりに気泡を埋めてペーパーで表面処理…するとゴソッと薄皮が剥がれるように気泡部分が崩れた…えっ? そうパーツの内側はザクザクというかイメージ的には歪んだ蜂の巣…要するにほとんどレジンが回っていないアバタ状態だったんですねえ…それを隠していた薄皮を削ってしまったため0.1ミリ程度の気泡があっという間に1センチ×1センチ、深さ0.3ミリものザクザクに荒れた状態が露出してしまったワケですな。なおかつ症状は正面、側面、さらにスカート裾と襟部分の4箇所に及んでいたのでありますよ。 仕方ないので、ポリパテで荒れた部分を再処理したのですが、硬化後に削りはじめると、ポリパテがボロボロ剥離してくる…原因はキットの内側に染み込んだ剥形剤。どうやらこの胴体パーツは内側がなんと言うか細かい気泡を取り込んだ発泡状態で硬化した状態のになっているようで、。イメージ的には内側がスポンジといった感じなのだ。 内側からジワジワと離形剤が染み出してくるんですね、その結果、スポンジ状部分は、離形剤のおかげでポリパテであろうとエポキシパテであろうと受けつけないというか、定着してくれないのである。 こうなったらもう後は力業ってぇことで、パーツを離形剤に一晩漬け込み、荒れた部分を中心にパーツ全体を瞬着でコーティング。瞬着硬化剤で強制的に荒れた部分を固めてしまい、さらにエポキシパテで処理、表面をペーパーで整えた。 しかしそれでもちょっと強くヤスると剥離してしまうのである。それでも盛っては削り何度か繰り返してか下地を整えたが、襟周りをはじめ、エッジを立てる…削ることが出来ないため全体にダルになってしまった。もとのイメージがダルなのでさほど気にはならないが… しかし瞬着で離形剤の染み出しをとりあえずは抑え、ムリクリ完成させはしたものの、長期的にはどうなるかちょっと不安。 番組で製作したといこともあって、塗装がラフになってしまったし、肌部分にグラデも入れていない。む~っ…満足がいく出来ではないので、暇なときに塗り直し決定!
by hobby_starchat2
| 2007-04-13 21:47
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